2021 Fiscal Year Annual Research Report
Peacebuilding and Political Parties
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19H01460
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
東 大作 上智大学, グローバル教育センター, 教授 (90608168)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 和平調停 / 平和構築 / ウクライナ戦争 / ロシア / ウクライナ / サウジアラビア / 南スーダン / アフガニスタン |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年2月24日にロシアのウクライナ侵攻という未曽有の事態が起き、私もこれまでの調査や研究を活かし、この問題に対応することになった。まず2022年4月8日発売の雑誌『世界』において「世界大戦をどう防ぐのか」という拙論を発表し、この問題を核兵器を伴う世界大戦になることを防ぎ、終結に向かわせるために何が必要か提示した。その後、4月10日放送のNHK日曜討論に出演したり、毎日新聞デジタルで、私のウクライナ戦争に関する連載寄稿が始まり、継続的にこの問題について和平調停や平和構築の専門家として分析や見解を世に提示することになった。また2022年8月から9月にかけて、(一部、2020年度分再繰り越し分も利用し)サウジ、トルコ、モルドバで講演や調査を行い、産油国のアフガニスタン人道危機への対応、トルコのウクライナ・ロシアとの仲介外交に関する調査、モルドバに逃れたウクライナ難民への聞き取りなどを実施した。その現地調査の内容と、これまでの和平調停や平和構築に関して本科研などで長年行ってきた調査や研究の蓄積を活かし、単著の執筆にとりかかった。その結果、2023年2月21日に岩波新書から「ウクライナ戦争をどう終わらせるか~和平調停の限界と可能性」という本を出版し、この問題について包括的考え方を世に問うた。この本の出版を受けて、2月24日放送のNHK国際報道、2月26日放送のNHK日曜討論、3月16日放送のNHKラジオ朝の特集などに相次いで出演し、ウクライナ戦争を終わらせるための鍵や、日本が果たせる役割について持論を述べ、広く社会に研究の成果を伝えることができた。その後、サウジアラビアと南スーダンに出張し、数多くの講演でこの問題についての見解を伝えると同時に、ウクライナ戦争勃発後の世界で、中東やアフリカの地域紛争をどう解決し、効果的な平和構築を実現できるのか、現地調査を実施した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(37 results)