2020 Fiscal Year Annual Research Report
二元的ネットワーク構造の循環によるパフォーマンス・モデルの提唱と実証
Project/Area Number |
19H01527
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
三橋 平 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (90332551)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ALCANTARA L.L. 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (10584021)
永山 晋 法政大学, 経営学部, 准教授 (10639313)
安田 直樹 東京理科大学, 経営学部経営学科, 講師 (70756981)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 経営学 / 組織論 |
Outline of Annual Research Achievements |
サブ課題を4つ設けて研究を進めている。第1に、イノベーターが長期的、短期的志向を持ちネットワークを構築しているが、インセンティブ・リデザインがこの志向性に対してどのような影響を与えるのか分析した。論文としてまとめ投稿中である。 第2に、影響力のあるイノベーターは後世のイノベーターが別のアイデアと組み合わせて使用するアイデアを生み出すが、この類型と、アイデアの性質に関する分析を行っている。論文としてまとめ投稿中である。 第3に、エアライン産業における、資源獲得のパターンを分析している。いわゆる両利きの経営の概念になぞり、資源拡大と深化という2つの成長パターンを研究している。特に、過去の成長経験がその後の成長の成否に与える影響を検証している。 第4に、遺伝子組み換え作物のラベルに関する研究を行っている。新聞などのドキュメントから使用ラベルを抽出したところ、遺伝子組み換えを支持するラベルと、嫌悪するラベルの2種類に分けることができ、これらの関係性についての研究を行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ渦により、大学構内への入構制限が発生、その後もミーティングが開催できなかった。また、学会発表などの機会が制限され、適切なフィードバックを受けることが難しかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
進捗は遅れているが、全てのプロジェクトは軌道に乗っており、データベースの構築までは完了している。分析を行い、論文を書くプロセスを進めていく。
|