The Impact of Municipal Industrial Policy on Entrepreneurial Behaviors and Performance

2019 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 19H01533
• Research Institution: Waseda University
• Principal Investigator: 山野井 順一 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (20386543)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): EDMAN Jesper 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (20615976) ; 小沢 和彦 早稲田大学, 商学学術院, 講師(任期付) (30754428)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 中小企業 / 経営者 / 地方公共団体 / 産業政策 / 起業家的行動

Outline of Annual Research Achievements

本年度は、各地方公共団体の産業政策に関するデータセットを完成させ、企業データとの結合の上で、予備的な分析を行い、その結果を踏まえての質問票調査を行う予定であった。しかしながら、コロナ禍により企業のパネルデータを提供する提携先企業との協定の調整と締結に時間を取られ、企業データが必ずしも分析可能な形で利用可能にはならなかった。そのため、本年度は主要な地方公共団体の産業政策、特に補助金と表彰制度についてデータセットの作成に努めた。また、質問票調査については、インタビュー調査の結果に基づき、中小企業経営者に対して心理的特性ならびに研究開発投資への性向と起業家的行動についての調査を行った。対象企業数は約2万社であり、回答数は約1800社である。これらの質問票データと地方公共団体の産業政策並びに企業データを利用し、それらの関係性について予備的な統計的分析を行っている。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

提携先企業との協定締結に時間を有したため、企業データの取得に時間を要し、2021年4月からようやくデータが利用可能となったため、分析が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

今年度は、昨年度に取得したデータを利用し、統計的な分析を行う。それを踏まえて、追加的な質問票調査を行う予定である。