2021 Fiscal Year Annual Research Report
Hedonic Choice, Abstract Thinking, and Context Familiarity
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19H01537
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
岡田 英理香 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (70747980)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 消費者 / 選択 / 解釈レベル |
Outline of Annual Research Achievements |
今までの主な研究の実績は、(1)選択状況が活性化する解釈レベルと、その品本来が捉えられる解釈レベルが合致すると選択が促されるということを、消費者行動実験のデータに基づいて示したこと。
(2)その応用のひとつとしては、消費者にとって、慣れている選択状況は、高いレベルの解釈を活性化して、同じく高いレベルで捉えられる快楽品の選択を促すということ。それに対して、消費者にとって、新しい選択状況は、低いレベルの解釈を活性化して、同じく低いレベルで捉えられる実用品の選択を促すということ。この傾向を消費者実験データに基づいて示しました。ここまでの結果は二年前の2020年の国際学会での発表に選ばれました。しかし、コロナのために学会は二年間の延期になってしまいました。
(3)この状況が活性化する解釈レベルと品本来が捉えられる解釈レベルの合致の主な論理の枠組みは、持続可能な品の選択を促す為にも応用できること。持続可能な商品は、一般商品に比べて高いレベルでとらえられるために、希少性よりは豊富性の方が選択を促すとの実験データも出しました。学術的意義は、既存の研究で示されている、希少性は選択を促す、という結果の例外を発見することです。社会的意義は消費者に持続性可能商品の選択を促すことです。(3)点目の新しい展開を含めて、2022年の7月にやっと、二年間の延期を経て開催される国際学会で発表を予定しています。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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