2020 Fiscal Year Annual Research Report
クラウド・ソーシングが製品デザイン要素を通じて、新製品パフォーマンスに及ぼす影響
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19H01545
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
恩藏 直人 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (70194652)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩下 仁 神奈川大学, 経済学部, 准教授 (30608732) [Withdrawn]
大平 進 千葉商科大学, 商経学部, 講師 (30709001)
坂野 友昭 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40139506)
石田 大典 日本大学, 商学部, 准教授 (80507872)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | オープンイノベーション / 組織学習 / アンラーニング / 新製品開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、ビジネスの現場のみならずアカデミックの世界から、製品開発におけるオープンイノベーションの実施に注目が向けられている。ところが我々が知る限り、組織学習の文脈からオープンイノベーションとパフォ-マンスの関係を明らかにしようと試みた研究はほとんど取り組まれていない。そうしたリサーチギャップを埋めるべく、本年度においては仮説モデルの構築およびサーベイ調査を行った。 2022年度の前半では、先行研究のレビューを基に、組織学習とオープンイノベーションに関する理論から仮説モデルを構築した。そのモデルでは、チームレベルや企業レベルの能力から新製品パフォーマンスに至るメカニズムの解明を試みている。 調査に当たっては、二段階の調査を実施した。具体的には2022年11月から、一段階目として、上場企業約9200社を対象に往復はがきを用いて、オープンイノベーションの実施状況や取り組みの実態について把握した。2022年12月からは、二段階目の調査として、返答のあった企業のうち、回答資格を有する約1000社を対象に、郵送調査を実施した。回答者は、新規事業開発プロジェクト、商品企画、研究開発管理部門のマネジャーである。 最終的には276の回答を得た。その後、データを入力し、集計、そして分析ステップへと進めている。ここでの調査では、オープンイノベーションを製品開発に取り入れる際に、どのような意識が働き、どういった影響を成果に及ぼしているかを明らかにしようとしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナによる影響で、予定していたインタビューなどが予定通りに実施できず、後ろにずれこんでしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
データ分析を進め、仮説モデルの有効性を確認する。その上で、国内外の学会報告を行うとともに、論文誌への投稿を行う予定である。また、クラウドファンディングに関して、新たな調査を計画しており、2023年秋には実施する予定である。
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