2020 Fiscal Year Annual Research Report
Study on Measuring Continuous Achievement in Developing Countries Based on Test Theory
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19H01626
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
谷口 京子 広島大学, 人間社会科学研究科(国), 准教授 (10773012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 耕二 宮崎国際大学, 教育学部, 教授 (30736343)
光永 悠彦 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (70742295)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学力 / 学力測定 / 学力の伸び / 古典的テスト理論 / 項目反応理論 / 開発途上国 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は以下について実施した。 (1) 新型コロナウィルスの状況や国の政治状況により、研究対象国を3カ国(マラウイ、ガーナ、ウガンダ)にした。マラウイは学力の低い層、ガーナは学力の中間層、ウガンダは学力の高い層として選択し、学力の低い層から高い層までの学力を測定できるようにした。 (2) テストの基本設計をした。テストの目的は、サブサハラ・アフリカ地域において、英語と算数における国家カリキュラムの到達度、特に基礎学力を測定することとした。国によって、カリキュラムが異なることから、共通するカリキュラムの到達度に焦点を当てた。測定対象者は、幅広い学力を測定することとし、学力の低い層から高い層までとした。調査の対象国を学力分布の観点から、マラウイ、ガーナ、ウガンダを選択した。対象学年を5年生と6年生とした。測定内容は、三カ国に共通する1年生から6年生までのカリキュラム到達度とした (3) マラウイ、ガーナ、ウガンダの1~6年生までの英語と算数のカリキュラムや教科書について分析した。三カ国での共通点や相違点をまとめ、三カ国の共通カリキュラムを作成した。英語は、単語数、文法、文章題の長さや難易度が国によって異なっていたが、共通する部分を抽出した。算数は、単元名や単元の順序が異なっていたが、3領域(数と計算、図形、量)は共通しており、ほぼ同じような内容を学習する課程になっていた。 (4)共通カリキュラムに従って、各国の教科書やテストを参考に、継続的な学力測定を考慮し、英語の問題項目97個、算数の問題項目110個の項目バンクを構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの蔓延によって、現地調査まで実施することできなかったため、やや遅れているとした。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究方針は以下である。 (1) テスト版を作成する。 (2) 三カ国で現地調査を実施する。 (3) データを入力し、クリーニングする。 (4) データを分析する。
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Research Products
(11 results)