2023 Fiscal Year Annual Research Report
Study on Measuring Continuous Achievement in Developing Countries Based on Test Theory
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19H01626
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
谷口 京子 広島大学, 人間社会科学研究科(国), 准教授 (10773012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 耕二 宮崎国際大学, 教育学部, 教授 (30736343)
光永 悠彦 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (70742295)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 学力 / カリキュラム到達度 / 古典的テスト理論 / 項目反応理論 / サブ・サハラアフリカ / 学力の伸び |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに作成したテストと質問紙を使用して、マラウイ、ガーナ、ウガンダで2度のデータ収集を行った。 本年度は、2回目の収集を完了させた。2回目のデータ収集は、2022年9~10月にマラウイで、2022年1~2月にガーナで、2023年6~7月にウガンダで実施した。1回目のデータ収集とテストや質問紙は同様であったが、研究対象する学校を変更し、地域全体の学力の伸びを測定するために能力が似通った学校に変更しました。これにより、1回目の効果が排除された。 収集したデータを入力し、クリーニングを行い、古典的テスト理論と項目反応理論を使用して、データを分析した。まず、1回目と2回目をそれぞれ分けて分析した。全体的な正答率を算出し、トレースライン分析を用いて、能力による問題項目の正答率について分析し、問題項目の困難度や識別力を算出した。そして、能力分布を作成し、学年別、国別で比較した。 次に、1回目と2回目のデータを統合し、分析を行った。問題項目の困難度や識別力を1回目と2回目で比較し、大きな差がないことを確認した。そのため、本研究で作成したテスト問題は信頼性や妥当性があることが分析された。また、学力の伸びを比較するために、学年別、国別で、1回目と2回目の能力分布を作成し、その差を分析した。国や教科によって伸びが異なっていた。マラウイでは、5年生と6年生とも英語や算数の学力の伸びが小さかったが、ガーナやウガンダでは、5年生や6年生の英語や算数の伸びは大きかった。今後、更なる分析を進めていく必要がある。 研究成果は、幾つかの国内外の学会で発表した。特に、2023年度の日本国際開発学会ではラウンドテーブルを開催し、研究成果全体について討論を実施した。今後、研究成果は論文として執筆する予定である。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)