2020 Fiscal Year Annual Research Report
多声的保育評価の開発:子どもと保護者の声を評価に導入する方法の提案
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19H01652
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
松井 剛太 香川大学, 教育学部, 准教授 (50432703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 博雄 香川大学, 教育学部, 准教授 (20352883)
上村 眞生 西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (30530050)
水津 幸恵 三重大学, 教育学部, 講師 (30837331)
片岡 元子 香川大学, 教育学部, 教授 (40709242)
中西 さやか 佛教大学, 社会福祉学部, 准教授 (40712906)
岡花 祈一郎 琉球大学, 教育学部, 准教授 (50512555)
大野 歩 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60610912)
越中 康治 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 准教授 (70452604)
佐藤 智恵 神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (90552232)
濱田 祥子 比治山大学, 現代文化学部, 講師 (20638358)
升川 琢也 (古賀琢也) 千葉明徳短期大学, 保育創造学科, 講師 (10864689)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 評価(アセスメント) / 就学前教育 / 子どもの声 / アクションリサーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度の計画は、多声的保育評価の試行モデルの実施と検証であり、複数園でのアクションリサーチを実施することであった。研究成果は、下記のとおりである。
1. 新型コロナウイルスの影響で、一部の地域でアクションリサーチの実施が難しいケースもあったものの、おおむね計画とおりに実施できた。その中で、子どもの声を聴く実践の円環モデルを構築し、記録や園内研修との関連性について分析を行った。 2. アクションリサーチを通じて、それぞれの対象園における評価モデルを検証し、次年度に向けた改善点を明らかにした。とりわけ、保護者の声を聴く部分においては、従来のような対面での実施は困難となり、ICTの工夫を検討しなければならないことが課題として残った。 3. 子どもの声を聴く実践に関して、一部の研究成果をInternational journal of early childhoodに公表し、広く海外の研究者からの意見を受ける土台作りとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果の公表については、計画以上に進展している部分はあるが、アクションリサーチの実施については、一部で実施できていない地域があり、研究全体のデザインの中で地域差が生じているため
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度の計画は次のとおりである。
1. 前年度の課題を踏まえて、研究分担者による各地域でのアクションリサーチを開始・継続する。その中で、理論と実践の両面から、日本の保育における評価(アセスメント)のあり方を検討する。 2. 研究分担者とオンラインで定期的に意見交換を実施する。また、可能になれば、研究代表者がいくつかの研究分担者が関わっている園に訪問し、聞き取り調査を行う。 3. 海外の学会への参加は難しいため、次年度の学会発表や論文執筆に関して研究成果の公表に向けた準備を進める。
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Research Products
(2 results)