2021 Fiscal Year Annual Research Report
運動・感覚処理の特異性を示す人の認知特性の解明と支援法の検討
Project/Area Number |
19H01695
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
片桐 正敏 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00549503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳴海 拓志 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (70614353)
池田 千紗 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90580051)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | VR / 発達障害 / 運動支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍の中,当事者への実験研究が難しかったため,VRを用いた基礎的実験を主に健常者を対象に実施した。加えて,知的能力の高い人たちへの調査研究を行い,データを収集,分析を行った。 片桐は,発達障害のある人へのVRを用いた運動支援の方法を検討するため,予備的検討として定型発達の人に対してVRを用いた運動支援を検討した。VR空間内では現実世界では変えることのできない物理法則などを操作することができる。本研究では,「お手玉」をVR技術を用いてヘッドマウントディスプレイに提示し,物体(お手玉)の運動速度をVR空間内で変えることで難易度を調整した。1回10分を週3回、5週間にわたるVRでのお手玉練習を実施した。実験開始時の3名のお手玉の回数はほとんど1~3回であったが,VRによるお手玉練習を開始したところ,開始2週間後の中間評価を含む5週間のお手玉練習の後,実際にお手玉を行ってもらうとすべての被験者でお手玉回数の向上が見られた。 鳴海は,実験に必要なVRソフトウエアの開発および実装に向けた調整などを担った。同時にVR技術を用いた多感覚統合の実験的検討を行った。 池田は,不器用のある子どもへの支援活動を行い,運動支援の具体的な方略について検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の中,実際に出張による当事者への実験研究が難しく,実験研究の大部分の実施が困難であった。そのため,VRを用いた基礎的実験を主に健常者を対象に実施し,知的能力の高い人たちへの調査研究を行い,データを収集,分析を行ったほか,データの分析などを行いデータのとりまとめなどを行った。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで行ってきた実験,および調査などで収集したデータを分析,とりまとめを行い,成果発表を行う。加えて,感染症が収束してきた段階で徐々に実験研究を進める予定である。
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Research Products
(3 results)