2022 Fiscal Year Annual Research Report
小中学校において実施可能な体系化された安全・防犯教育カリキュラムの開発
Project/Area Number |
19H01713
|
Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
岸 俊行 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 教授 (10454084)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 将史 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (20568498)
稲垣 良介 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (20583058)
鶴田 利郎 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (20735352)
大久保 智生 香川大学, 教育学部, 准教授 (30432777)
杉山 晋平 天理大学, 人間学部, 准教授 (30611769)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 安全教育 / 水難事故防止 / サイバー犯罪 / 万引き / 実践教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、小中学校段階の子どもが災害や犯罪に危険に巻き込まれる事案が多く報告されている。本研究ではそのような社会状況を背景に、子どもが自分の力で自分の身を守る能力・技能を身に着けるための体系的な安全・防犯教育カリキュラムを開発すること、小学校・中学校現場で長期的に実践を行うこと、その教育カリキュラムの評価を行うことの3点を目的とした。本年度は研究の最終年度ということで、下記の2点を行った。 1.安全・防犯カリキュラムの開発及び実践:これまでの研究成果に基づき、水難事故防止教育においては7/7に付知中学校で実際の河川を利用した実践を行った。サイバー防犯教育においては、これまでの成果を踏まえたカリキュラム作成を行い11/25に福井大学附属義務教育学校後期課程で実践を行った。万引き防犯教育は10月から12月にかけて高松市内の小中学生を対象に防犯アプリを用いた実践教育を実施した。それぞれの実践の前後に、Pre-Postでのアンケート調査を行い、実践カリキュラムの評価を行った。データ分析の結果、実践により当該の危険に対する認知は深まるがそれが他領域へと転移しないという事が明らかになった。 2.これまでの研究成果のまとめと公表 過去4年間の研究成果のまとめを行い、それぞれの領域において外部へと公表を行った。サイバー犯罪防止教育,万引き防止教育はそれぞれ中高生を対象とした研究成果の報告を兼ねたワークショップを実施した。サイバー犯罪防止教育に関しては、2023年2月11日に福井県警察本部サイバー犯罪対策課の協力のもと、本研究課題の研究代表者,研究分担者,研究協力者が登壇し研究成果の報告を行うとともに、後半では参加した中高生とのディスカッションを行った。また水難事故防止教育に関しては、研究成果を海外の国際誌へ発表した。
|
Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(7 results)