2022 Fiscal Year Annual Research Report
The investigation of the present characteristic of the IBL (Inquiry Based Learning) and the development of IBL's practical program: Comparative study between Japan, US and China
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19H01732
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
古屋 光一 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (10374753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
雲財 寛 東海大学, 児童教育学部, 特任講師 (00806838)
折本 周二 東京女子体育短期大学, その他部局等, 准教授 (10852121)
大貫 麻美 白百合女子大学, 人間総合学部, 教授 (40531166)
隅田 学 愛媛大学, 教育学部, 教授 (50315347)
鈴木 誠 北海道大学, 高等教育推進機構, 名誉教授 (60322856)
三好 美織 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (80423482)
山中 謙司 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (80741800)
久保田 善彦 玉川大学, 教育学研究科, 教授 (90432103)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 初等中等教育 / 探究学習 / 資質・能力(コンピテンシー) / 科学概念の形成 / 実践的指導力 |
Outline of Annual Research Achievements |
アメリカで1996年に設定された理科の旧スタンダードNational Science Education Standardsは探究学習を目指していた。それに対して2013年の新スタンダードNext Generation Science Standards(NGSS)には探究という言葉がほとんどない。そして新たに設定した3次元すなわちScience and Engineering Practices,Disciplinary Core Ideas,Crosscutting Conceptsとそれらを統合した授業を実施することに変えた。では,NGSSの,理科の授業では,探究学習を超えて,何を目指しているのか。これを明らかにするため,具体的には,小単元の授業を実践できるように(1)理科授業の目的,(2)授業方法(小単元の指導計画),(3)NGSSに基づいた実際の授業を明らかにすることを本研究の目的とした。そのため(1)理科授業の目的と(2)授業方法(小単元の指導計画)については,探究学習を目指していた旧スタンダード以後の理科の授業について文献を調べた。(3)NGSSに基づいた実際の授業については,NGSSを理解してNGSSに基づいた実践ができるアメリカの理科教員の授業を参与観察し分析した。その結果,従来の探究学習とは異なり,(1)NGSSの理科授業の目的は「現象の説明」の構築であること,(2)授業方法(小単元の指導計画)としてGRC(Gather, Reason, Communicate Reasoning)を用いること,(3) NGSSに基づいた授業では,理科教員は「現象の説明」の構築を目指して,授業方法(小単元の指導計画)としてGRCを用いて実施していること,さらに3次元を統合した授業を展開して,生徒たちが「現象の説明」の構築に取り組んでいることが明らかとなった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
探究的な学習の調査問題を開発して,探究学習をいかに定義して,実践しているかを捉えるために,米(北東地区)と日本の中高の理科教師を対象に調査を実施した。データ分析にはクルスカル・ウォリス検定を用いて両国の結果を検定した。探究についての捉え方はそれぞれの国内で大きな幅がある。結果として探究的な学習について教育改革が重要であること,それをこれから先生になろうとする学生達に認識してもらうことが大切である。
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Research Products
(16 results)