2023 Fiscal Year Annual Research Report
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19H01899
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
尾田 欣也 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (60442943)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ヒッグス / インフレーション / 波束形式の場の理論 / 量子重力 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒッグス粒子のインフレーションモデルとその宇宙論的影響についての研究を行い、ヒッグス-スタロビンスキーインフレーションにおける紫外線敏感性を調査した。この研究では、スカラー場とリッチスカラーから構成される次元六の演算子がインフレーションの成功予測にどれほど抑制される必要があるかを明らかにし、プランクスケールでの抑制が必要であることを示した。 続いて、ニュートリノの振動におけるデコヒーレンス効果を研究し、異なる質量を持つ波束の分離がどのように振動に影響を与えるかを3次元ガウス波束を用いて解析した。この研究は、波束の空間幅が非コヒーレンス長と局在化因子に加算的に現れる一方で、運動量保存因子には逆数の和の逆数として減少的に現れることを見出した。 さらに、ベクトル中間子の崩壊におけるアイソスピン異常に対処するため、ガウス波束形式を用いて質量閾値付近での波束の重なりを局在化させる方法を評価し、物理的に妥当な形状因子パラメータを用いた結果、粒子データグループの中央値と1シグマの信頼水準で一致することを示した。 次に、量子重力の理論構築において、局所ローレンツ対称性を基盤としたモデルを提案し、スピノールのみを動的場とするツリーレベルの作用を導入した。この理論では、フェルミ粒子の揺らぎが非消失的な重力背景場を誘導することが示された。 最後に、ガウス波束形式を用いて位置と運動量の同時測定の実現可能性を探究し、ハイゼンベルグの不確定性原理の原初的な哲学に光を当てた。この研究では、POVM測定を用いて位置と運動量の射影測定との間をスムーズに補間し、Lee-Tsutsuiの誤差とLeeの改良誤差を初めて求めた。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(20 results)