2021 Fiscal Year Annual Research Report
惑星観測用補償光学系の波面センサの広視野化と高速化
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19H01941
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
渡邉 誠 岡山理科大学, 理学部, 准教授 (10450181)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 補償光学 / 波面センサ / 惑星観測 / 光赤外線天文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、現在の既存の惑星観測用多層共役大気ゆらぎ補償光学装置の補正性能を向上させるため、この装置の4個の波面センサを単一の広視野高速波面センサへ置き換える形で開発を進めている。 2021年度は、広視野波面センサの製作および軸外し放物面鏡(6枚)の交換のために、昨年度に引き続いて、広視野波面センサの光学素子とカメラのマウントの機械設計および新しい軸外し放物面鏡のマウントの機械設計を行った。機械設計を進めた結果、カメラの機械的スペースの取り合いや電気配線取り回し、排熱、および新軸外し放物面鏡の最適な光学位置配置のためには、現在の既存の惑星観測用補償光学装置の筐体(エンクロージャ)の改修を共に行う方が機械設計の複雑化を避ける上でも最良であることがわかった。そのため、現装置のエンクロージャの光学ベースプレート、上面プレート、側面プレートの一部を広視野波面センサと新軸外し放物面鏡の導入に合わせて交換することとし、交換用のエンクロージャ部品の機械設計も行った。そして、新しい軸外し放物面鏡のマウント(ミラーホルダ部品計5種6点)と交換用エンクロージャ部品(計7種7点)については機械設計が終わり、機械部品製作まで完了できた。広視野波面センサの光学素子とカメラのマウントの機械設計については、本年度内に機械設計を完了するまでに至らなかったため、次年度以降に引き続き機械設計を進め、機械部品の製作、広視野波面センサの組立・調整、および装置本体への組み込みと試験を行う予定である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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