2019 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation and prediction of spatiotemporal variations of PM2.5 due to wildfires over the Far Eastern region, and the assessment of PM2.5 impact on human activities
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19H01976
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
安成 哲平 北海道大学, 北極域研究センター, 助教 (70506782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松見 豊 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 名誉教授 (30209605)
内藤 大輔 京都大学, 農学研究科, 助教 (30616016)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 森林火災 / PM2.5 / 大気汚染 / ロシア / シベリア / 極東 / 地域研究 / 北極 |
Outline of Annual Research Achievements |
現地ロシア(ハバロフスクおよびヤクーツク地方)に,今後観測を行うための寒冷地対応型のポータブルPM2.5測定装置(自動温度調節断熱ボックス内に鉄箱入り小型PM2.5センサーを設置したもの;PM2.5センサー部分は,名古屋大とパナソニックが共同開発を行ったもので外気のPM2.5値を測定してPCなどでデータを記録・保存する)を8台作製し,ハバロフスク地方へ2台, ヤクーツク地方へ6台割り当てた.2019年はロシア,ハバロフスクのロシア科学アカデミーハバロフスク支部を訪問し,観測機器の配置や設置条件などを確認し,また現地カウンターパートと共にアニュイスキー公園の周辺村を訪問し、調査地を検討した。また現地カウンタパートとPM2.5測定器の持ち込み許可手続きについての検討を行った.ヤクーツクにおいても,現地を訪れ,設置予定の森林観測サイトなどを下見し,設置に関する意見交換を現地カウンターパートと行った.その後,ロシアのカウンターパートを通して,PM2.5測定装置の機器設置申請を行った.その後,ヤクーツクにおいては設置許可が下りた.PM2.5測定装置で使用している,パナソニックと共同で開発した小型でローコストなPM2.5のセンサーを内蔵した計測装置の開発も引き続き行った.標準の大型機器と同時に計測して比較を行った.北極域におけるPM2.5変動と,森林火災発生,その時の特徴的な気候(大気循環)パターンの関係について,解析を行い,論文としてまとめ,ジャーナルへ投稿を行った.また,国内外の学会で関連成果を発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルス蔓延の影響が年度末に発生したが,2019年度に行う予定の部分は大方無事に行うことができた.しかし,新たな知見の取りまとめと更なる解析が途中で必要となったため,繰越を行った.これに関する論文する論文執筆と取りまとめを行い,ジャーナルへ投稿することができたので,この年度に行うべきことは大方達成できたと考えている.
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度終わりに,新型コロナウィルス流行が開始し,2020年度の観測予定などが困難になりそうな状況なり,繰越し期間が終わったあたりでも状況は変化しなかった.このため,PM2.5測定装置の現地設置がしばらくできなさそうであるため,データ解析やその他リモートでの資料集めや,国内で行えるPM2.5に関連した機器開発,オンライン会議など現地に行かないで研究を進められることを進めていく方針で進める.また,投稿している論文を受理に持っていくことや,機械学習による森林火災予測の手法開発やその初期的手法の論文取りまとめなどを行う.
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Research Products
(10 results)