2022 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation and prediction of spatiotemporal variations of PM2.5 due to wildfires over the Far Eastern region, and the assessment of PM2.5 impact on human activities
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19H01976
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
安成 哲平 北海道大学, 北極域研究センター, 准教授 (70506782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松見 豊 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 名誉教授 (30209605)
内藤 大輔 京都大学, 農学研究科, 助教 (30616016)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 森林火災 / PM2.5 / 大気汚染 / 極東 / シベリア / グリーンランド / 地域研究 / 北極 |
Outline of Annual Research Achievements |
ロシアによるウクライナ信仰の影響で、ロシアでの現地観測および調査が困難(中止)となり、北極域グリーンランド北西部のカナックに変更した。そのカナックにおいて、2022年夏季の短期観測から、期間中バイオマス燃焼(火災)による越境大気汚染の影響はわずかであったが、カナックの野外廃棄物焼却時のPM2.5上昇を観測したため、その事例を詳細に解析し、論文として出版をし(Yasunari et al., 2024a)、論文の内容に関して日本語版及び英語版のプレスリリースを行った。2023年の夏には、グリーンランド北西部カナックでのさらに詳細な大気質の状況を把握するため、短期のPM2.5(PM2.5測定装置)とブラックカーボン(MA350)の同時測定を現地カナックの民家で行なった。滞在中、ポータブルなPM2.5センサー(AirBeam3)を使って、カナック内を歩きながらPM2.5の測定を行なった。また、現地カナックのローカル大気汚染の変動をより長い期間で見るため、別のlow-cost PM2.5センサー(PurpleAir)を民家(ゲストハウス)およびカナックの学校に設置して、継続測定を開始した。これにより、カナックの住民の方だけでなく、世界中の人がカナックの現在のPM2.5濃度をリアルタイムで知ることができるようになった(PurpleAirのwebsite参照: https://bit.ly/3Uj0SRI)。また、日本の気候モデルにエアロゾルモデュール結合したMIROC5/SPRINTARSによるシベリア森林火災が増加したことを仮定した際の感度実験を現在気候および将来気候で行い、その森林火災から発生する大気汚染(大気エアロゾル)による大気質、気候、経済への包括的な影響を評価し、その論文が受理された(Yasunari et al., 2024b;出版は本研究課題期間終了後となる予定)。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
(1)のタイトル完全版:「グリーンランド北西部で野外廃棄物焼却時のPM2.5を観測~北極域で「誰一人取り残さない」大気環境把握への貢献に期待~(北極域研究センター 准教授 安成哲平)」 (2)のタイトル完全版:"Open waste burning linked to air pollution in Northwestern Greenland" (Research Press Release)
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Research Products
(14 results)