2019 Fiscal Year Annual Research Report
マルチコプタの飛行限界の解明と推力ベクトル可変機構を活用した不安定領域の自律回避
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19H02114
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
安孫子 聡子 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40560660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻田 哲平 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 准教授 (40554473)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 気流解析 / 推力ベクトル可変機構 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,昨今広く普及しているマルチコプタの上昇気流や突風外乱が生じた場合の不安定な飛行条件を明らかにし,その飛行限界を超えた,より安全な飛行のために,推力ベクトル可変機構を活用したマルチコプタの自律回避飛行を実現することである.同目的に対して,これまで複数の大きさと重量の機体での垂直降下等の飛行実験を実施し,状態の観測を環境カメラ等を用いて行ってきた.これらの飛行状態の観測を環境カメラだけでなく,オンボードにて気流の流れも含めた可視化を試みるための機体の設計と基礎飛行を実現した.今後,開発した機体にシステムをもちい,気流の流れを含めた現象解明を実施する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
複数の大きさと重量の機体での垂直効果等の飛行実験を実施し,状態観測を主体的に実施してきた.その後,オンボードで気流の可視化観測を実施するシステムの基礎開発を行ってきたが,その過程において可視化システムの検討等に時間を要したため,やや遅れているとした.
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Strategy for Future Research Activity |
今後,基本的な流体解析をCFD解析を用い,推力ベクトルを可変とすることで,流れ場がどのように変化するかをより明確にする.
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Research Products
(5 results)