2020 Fiscal Year Annual Research Report
Methodology for succession and conservation of living environment through the concept of ecomuseum
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19H02313
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
大原 一興 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (10194268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 郁郎 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (70424918)
鈴木 毅 近畿大学, 建築学部, 教授 (70206499)
森田 芳朗 東京工芸大学, 工学部, 教授 (50396769)
江水 是仁 東海大学, 課程資格教育センター, 准教授 (40609351)
藤岡 泰寛 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (80322098)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ミュージアム / ライブラリ / 空き家、空き店舗の活用 / コミュニティ / エコミュージアム / 居住環境 / 保全継承 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.基礎的な文献資料・情報収集 コロナ禍の下では、海外渡航ができなくなり、国際会議のオンラインにおいて、情報収集はあまり進まなかったが、論文として発行された資料や図書から、専門家ではない個人の力によるアマチュア・ミュージアム、DIYミュージアムなどを呼ばれる自発型活動の存在を知り、ドイツ、ポーランド等における実例の情報を収集した。 2.国内外の事例調査 国内外において移動が規制され、訪問調査は令和2年度にはほとんど実施できなかった。当初予定していた北米の調査は、海外調査が可能となる時期まで待ったが期間内には渡航が難しく受け入れ先の都合も整わなかったことから各所資料にもとづく情報収集のみとなった。 3.海外事例調査の代わりに、いえのミュージアムの概念にもとづく住宅転用の文化情報施設として、一般住宅地の民家活用型の図書館活動に着目し、国内の実例の情報を収集した。太田市、小布施町、沼津市等における分散型図書館や市民参画型図書館の活動事例の調査をおこなった。 4.文献資料をもとに、これまでのエコミュージアムに関する国際会議の動向をレビューし、日本エコミュージアム研究会において過去40年間の評価をおこなった。あわせて国際博物館会議における博物館の定義に関する議論に参加し、次期大会(2022年)での改訂に向けて、国内の学会等委員会において議論した。 5.次年度からの本格的海外調査等のための調査計画の準備をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
海外調査を計画していたが、新型コロナ感染拡大による全世界的な予防対策のため、国外活動の制限や訪問先での受け入れ不許可など、当初のような渡航計画が立てられなかった。また、エコミュージアム活動など市民活動も集会が制限されたことにより、活動の展開がはかられなかった。 北米調査については代替の研究計画として、民家活用型の図書館活動などを調査し、新たな知見を収集している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は海外調査が可能と思われるので効率よく不足していた情報をできるだけ収集することとする。 国際会議の代替としての通信技術をつかったオンライン会議が試みられるようになって、研究発表などは制約下でも可能である。機会を活かして情報交換につとめ、調査実施の企画を進める。
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[Book] 都市科学事典2021
Author(s)
横浜国立大学都市科学部(編)
Total Pages
1052
Publisher
春風社
ISBN
9784861107344