2021 Fiscal Year Annual Research Report
マルチ生体センサの機能的な融合による新型感染症検疫システムの実用化に関する研究
Project/Area Number |
19H02385
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
孫 光鎬 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (80756677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桐本 哲郎 電気通信大学, 産学官連携センター, 特任教授 (10364142)
松井 岳巳 東京都立大学, システムデザイン研究科, 教授 (50404934)
石橋 孝一郎 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (50614038)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 判別アルゴリズム / 生体信号の質評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,可視化カメラ,赤外線サーモカメラ,マイクロ波レーダーの生体センサを機能的な融合により安定的かつ高精度に複数バイタルサインを完全に非接触で同時計測し,短時間で感染症罹患者を検出する新型感染症検疫システムの実用化を目的としている.2019年度はマルチ生体センサのシステムインテグレーションを行い,プロトタイプ2台を試作した.2020年度は,計測の安定性及び高精度化のためのデジタル信号処理技術を開発し,試作したプロトタイプに研究した信号処理の方法を実装した.接触型医療機器により取得したデータと比較し,プロトタイプの問題点を抽出し,主に計測安定性・精度の面での改良を行った. 最終2021年度は,実験室でのシステム安定性と精度評価を行った上に,感染症専門病院の臨床現場での利用可否について実用面から評価した.特に,試作したハンディタイプのシステムをモンゴルのThe First Central Hospital of Mongoliaで154名のコロナウイルス罹患患者を対象に臨床評価を行った結果,良好な計測安定性と感染判別性能を示した. 以上の研究成果を,国際共同研究3件,国際論文誌5件,国内外の学会6件の研究発表を行った.
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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