2021 Fiscal Year Annual Research Report
生体分子の分子認識プロセスの時空間的スケールギャップ問題の解決のための基礎研究
Project/Area Number |
19H02565
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
林 智広 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30401574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 忠 東京工業大学, 工学院, 准教授 (80517607)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ナノバイオサイエンス / 生体分子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、生体分子の分子認識系における微視的な1分子・ナノ秒の分子結合ダイナミクスと、巨視的な分子集団における秒~時間スケールで観察される分子結合カイネティクスの間に、双方向に議論可能な新しい反応速度論を構築することであった。これは、微視的な1分子・高時間分解能の結合相互作用力測定と巨視的な分子吸着カイネティクス解析を行うことによって達成を目指した。 具体的には、ナノ秒スケールの1分子結合ダイナミクス(微視レベル)と秒から時間スケールの結合・反応カイネティクス(巨視レベル)の相関を、様々な分子環境(温度、塩濃度、pH、分子夾雑状態など)において解析した。微視的な結合ダイナミクスの情報を用いて巨視的な反応次数、速度定数の定式化を行い、これにより巨視的な観測から微視的な知見を得るための方法論を提案した。 この研究により、経験則に頼らない理論的裏付けのあるバイオセンサー表面の設計、体内環境を擬似的に再現する分子シミュレーションなどへと繋がる基盤学理・技術の創成を目指した。結果として、微視的な結合ダイナミクスと巨視的な反応カイネティクスの間に新しい反応速度論を構築することが可能となった。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(52 results)
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[Journal Article] Surface structure and work function change of pentafluorobenzeneselenolate self-assembled monolayers on Au (111)2022
Author(s)
Sicheon Seong, Hungu Kang, Seulki Han, Young Ji Son, Jiung Jang, Hyo Jae Yoon, Shoichi Maeda, Subin Song, Debabrata Palai, Tomohiro Hayashi, Jaegeun Noh
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Journal Title
Surfaces and Interfaces
Volume: 33
Pages: 102228
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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