2021 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19H02803
|
Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
山内 悠輔 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, MANA主任研究者 (10455272)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 多孔体 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで申請者らは,電気化学プロセスと融合させることにより,組成を金属まで拡張可能とし,世界で初めて高品質なナノポーラス金属(金属ナノ多孔体)を実現させてきた。本物質系は,骨格が金属のみから形成している電気伝導性の高い多孔体であり,従来の無機酸化物系とは異なる電気化学系への応用が期待される.2021年度は,本プロジェクトの最終年度であり,これまでに培ってきたメソポーラス金属の溶液合成法を用いて,電気化学的なバイオセンサの小型化を試みる。具体的には,(ボトムアップ手法である)メソポーラス堆積技術と(トップダウン手法である)マイクロリソグラフィー技術を組み合わせして,バイオインプラント応用に向けての新しいプラットフォームを実現した。それらを使用したグルコースの濃度を電気化学的に検知する技術を確立し,実際のマウスを使用した実証実験も試みた。薄くて柔らかいポリマー基板上に合成されたメソポーラス金属構造は,複数回の曲げ試験後も,安定した電気的特性を提することができた。メソポーラスネットワーク内に形成された大きな表面積により,低いグルコース濃度であっても,高電流密度が可能になり,検出限界は200nMとなった。
|
Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)