2021 Fiscal Year Annual Research Report
Identification of the host target of rhizobial effector and its activation of symbiosis signaling
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19H02860
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
岡崎 伸 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40379285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田淵 光昭 香川大学, 農学部, 教授 (00294637)
下田 宜司 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (80415455)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 根粒菌 / 共生 / ダイズ / エフェクター / III型分泌系 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 根粒菌エフェクターと相互作用する宿主標的因子の検索・・・根粒菌エフェクターORF5208と相互作用する宿主ダイズ側因子の検索を行った。Yeast two hybrid法による検索の結果、ダイズ根や根粒から調整したライブラリの中では、偽陽性クローンが多く検出されたが、その中で相互作用の可能性があるクローンを複数検出することができた。現在、Pull down法等に相互作用を確認している。 2. ORF5208の生化学的解析・・・ORF5208のULPドメインについて、大腸菌発現タンパク質を用いて酵素活性の検討を行なった。ULPドメインは標的タンパク質のSUMO(Small Ubiquitin-related(like) Modifier)化を担うと予想されている。これまでに大腸菌におけるULPドメインの発現系と、抗SUMO抗体によるSUMO化活性の検出系を確立し、In vitroでの酵素活性測定系を確立することができた。 3. 出芽酵母発現系を用いたORF5208の機能解析・・・ORF5208の機能解析のため、出芽酵母内で発現させてSUMO化活性の検出を試みたが、活性は確認できなかった。酵母のULPではSUMO化活性がみられたことから、ORF5208のULPドメインに適した基質やSUMO化条件が必要である可能性が考えられた。 4. パーティクルボンバードメント法(PB法)を用いたダイズ葉および根におけるエフェクター遺伝子の一過的発現実験・・・PB法を用いてエフェクター遺伝子ORF5208をダイズ葉および根において一過的に発現させる条件を確立した。ダイズ葉および根の両方においてGFP蛍光を発する細胞がパッチ状に観察され、細胞レベルの観察で核にGFP蛍光が局在していることが判明した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)