2020 Fiscal Year Annual Research Report
トウガラシにおけるジェミニウイルス耐病性機構の解明および品種改良への応用
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19H02950
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
小枝 壮太 近畿大学, 農学部, 准教授 (00629066)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | トウガラシ・ピーマン / ジェミニウイルス / ベゴモウイルス / 抵抗性 / 育種 / Radseq / 全ゲノムリシーケンス / ゲノム解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は当初の予定通りに、ジェミニウイルス抵抗性を有する3系統のF2集団を用いてRadseq解析を行い、原因遺伝子のラフマッピングを行った。また、親系統については全ゲノムリシーケンスを行い、親の間で多型の認められるマーカーの作成が可能になると共に、機器美品として購入したRealtimePCRを用いてHRM解析の実験系も確立した。1系統についてはファインマッピングも完了し、連鎖解析により抵抗性遺伝子を同定した。また、抵抗性遺伝子の機能解析についてもVIGSで実施し、抵抗性に関与することを明らかにした。本研究内容は学術論文にとりまとめ、現在投稿・査読中である。残りの2系統については現在F3を用いたファインマッピング、RNAseqによる候補遺伝子の発現解析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
1系統については当初の予定よりも短期間で抵抗性遺伝子の単離に成功したため。また、残りの系統についても当初の予定よりも先行して研究が進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はファインマッピングを行う2系統についてF3集団を用いた調査を行うとともに、候補遺伝子の転写配列調査、発現調査を実施する。また、VIGSを用いて抵抗性遺伝子の機能解析を進めていく。
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Research Products
(5 results)