2022 Fiscal Year Annual Research Report
小麦の品種開発主体と育種技術・成果に関する国際比較-公的育種か民間育種か-
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19H03067
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Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
関根 久子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中日本農業研究センター, 上級研究員 (80455302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 陽子 北海道大学, 農学研究院, 講師 (30520796)
西尾 善太 東京農業大学, 農学部, 教授 (80446476)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 育種体制 / 育種成果 / 育種技術 / 小麦 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、国内主産地の中で小麦単収の向上が著しい愛知県において調査を実施した。愛知県米麦振興協会では小麦種子増殖体制を、愛知県農業試験場では小麦育種体制を、西尾市の農業経営体では小麦生産の状況を、愛知県庁では品種の普及対策と主要農作物の種子供給対策を聞き取った。また、愛知県内に拠点を置く一次加工業者および二次加工業者においては、国産および愛知県産小麦の使用状況について聞き取り調査を行った。愛知県では日本麺用品種「きぬあかり」と中華麺・パン用品種「ゆめあかり」を開発・普及し、県内実需者に使われる小麦生産に力を入れていた。 さらに、北海道では民間企業による種子の増殖について、佐賀県、茨城県では中華麺・パン用品種の栽培・普及について、聞き取り調査を行った。佐賀県および茨城県では、地元の企業で、製粉および二次加工を行い、県内を中心に流通させていた。 海外については、ドイツにおいて小麦作経営を訪問し、コロナで調査できない間に、経営にどのような変化があったかを聞き取った。 また、今年度は、本研究課題の最終年度ということで、これまでの調査結果を報告書にまとめ、研究協力者および調査先へ配布した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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