2021 Fiscal Year Annual Research Report
Examination of substrate specificity in the regulated intramembrane proteolysis
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19H03170
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
禾 晃和 横浜市立大学, 生命医科学研究科, 准教授 (40379102)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 憲治 筑波大学, 生存ダイナミクス研究センター, 教授 (20342751)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 立体構造解析 / X線結晶解析 / 電子顕微鏡解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
RsePのX線結晶解析については進展が見られ、金属プロテアーゼに広範に作用する阻害剤を添加した試料で良質の結晶が得られた。RsePオルソログについても同様に阻害剤との複合体で結晶が得られ、セレノメチオニンを利用した異常散乱法で構造決定を行った。オルソログについては一部のループ領域のモデルがdisroderしていたが、RsePについてはほぼ全てのアミノ酸残基のモデルをアサインすることができた。RsePが属するSite-2 proteaseファミリーについては2007年に機能が全く分かっていない古細菌由来のタンパク質の構造が決定されているのみであった。本研究によって生理機能が明らかになっており、系統的変異体解析が行われているSite-2 proteaseファミリーのメンバーについて、初めて立体構造が明らかになった。RsePには膜内に埋もれたβヘアピン構造が2つあると推定されていたが、構造解析によって4本のストランドからなる1枚のβシート構造が形成されていることが分かった。また、生化学実験の結果と合致するように膜表在性領域にαヘリックス構造をとる領域があることも明らかになった。さらに、これまでの低分解能の電顕解析の結果に合致するように、ペリプラム側に存在するPDZタンデム領域は、ポケット状の部位を活性中心側に向けて、膜貫通領域に覆い被さるような配置を取っていることも分かった。研究協力者との共同研究によって、切断制御機構の推定のための変異体解析にも取り組んだ。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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