2021 Fiscal Year Annual Research Report
静止期Bリンパ球の迅速的活性化の基盤となるエンハンサーアイランド形成機序の解明
Project/Area Number |
19H03210
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
二村 圭祐 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (00462713)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 多因子間相互作用 / DNAバーコード / 転写 |
Outline of Annual Research Achievements |
B細胞は静止期状態でエンハンサー領域の基盤を形成しておくことで、急速な活性化に対応できるように準備し、かつ、静止期状態には遺伝子発現を抑制するためにエンハンサー領域を凝集させエンハンサーアイランドを形成するという仮説をこれまでに得られた予備的な結果からたてている。しかし、このようなエンハンサーアイランドは非常に多くのタンパク質やRNAから形成されていると考えられ、この多因子間で形成される複雑な相互作用を定量的に計測することは現在の技術では困難である。そこで、このエンハンサーアイランドを定量的に測るための次世代シークエンシングを用いた新規な多因子間相互作用解析法を確立することを目指し研究を進めている。実験系はこれまでの研究で用いている方法を用いた。具体的には、4-6週齢マウスの脾臓からB細胞をB cell isolation kitで回収した。活性化は、LPS、IL4を含む培地で行った。LPS添加前、後6時間、24時間、48時間の細胞において、転写を制御する複数因子の間で形成される相互作用を解析する方法の開発を進めた。16種類の抗体にDNAバーコードを付加し、ポリマー中でPCR反応を行った。このデータの解析から、本法で得られるデータはグラフ構造を取ることがわかった。その結果、この新規多因子間相互作用解析法は3000個以下のB細胞から多因子間にわたる相互作用を検出できることがわかった。このことから本法は新規な多因子間相互作用解析法として確立できることが考えられた。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)