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2021 Fiscal Year Annual Research Report

新規視床下部小タンパク質による末梢組織での脂肪蓄積作用メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 19H03258
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

浮穴 和義  広島大学, 統合生命科学研究科(総), 教授 (10304370)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩越 栄子  広島大学, 統合生命科学研究科(総), 特任准教授 (50311296)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords分泌性小タンパク質 / 白色脂肪組織 / 摂食行動 / 受容体 / 遺伝子改変マウス
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、我々が発見した新規脳因子である視床下部分泌性小タンパク質neurosecretory protein GL(NPGL)の脂肪蓄積作用の分子メカニズムを明らかにし、末梢組織での脂肪蓄積・合成を担う新しい中枢性制御機構を解明する研究を展開することを目的とした。本NPGLは、80アミノ酸残基からなる分泌性小タンパク質であり、ラットとマウスを用いた解析により、NPGLが摂食促進や脂肪蓄積を促すことを見出している。昨年度までの解析から、マウスにおいてNPGL前駆体遺伝子を過剰発現すると、最終的に肥満を呈することが明らかとなった。さらに、摂餌する栄養素の種類で表現型の違いが生じることも見出した。
中枢から末梢へのNPGLの作用機序を明らかにするためには、NPGLに対する受容体を同定する必要があり、その研究を進めた。いくつかの候補タンパク質を培養細胞に発現させ、NPGLの応答性を解析したが、受容体の同定には至らなかった。
次に、NPGL遺伝子の下流にCreリコンビナーゼ遺伝子を連結した遺伝子改変マウスを作製し、繁殖を進めた。本Creマウスの作製と繁殖に関しては新型コロナの影響をかなり受けた。本Creマウスを用い、ムスカリン性アセチルコリン受容体を発現させることで人工リガンドのCNOを投与し、NPGL発現細胞を活性化・不活性化し、生じる表現型を解析する研究を進めた。表現型に関しては、研究期限内に成果を得ることはできなかった。しかしながら、このCreマウスを作製することで、NPGL産生細胞を人為的に死滅させたり、NPGLの軸索輸送を阻害することで生じる表現型を解析する効率的なシステムが確立できたと考えており、本研究課題の遂行は有意義なものであった。

Research Progress Status

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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