2022 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation on relationship between glycan structure and antibody-drug conjugate function
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19H03357
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Research Institution | Hoshi University |
Principal Investigator |
眞鍋 史乃 星薬科大学, 薬学部, 教授 (60300901)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安永 正浩 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (80450576)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 抗体 / 糖鎖 / 抗体薬物複合体 |
Outline of Annual Research Achievements |
糖鎖連結型均一抗体・薬物複合体のin vivo においての評価を行った結果、臨床応用されている類似のものよりも顕著な結果を示し、優位性を明らかにした。 さらに、糖鎖改変した抗体のエフェクター機能についての解析を行った。抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性は、抗体のエフェクター機能の中心的なものであり、糖鎖構造とFcγRIIIa を介したADCC活性の相関はよく知られている。FcγRIIIaアフィニティーカラムクロマトグラフィーにおいて、コアフコースが欠損した抗体では保持時間が長くなること、すなわち、ADCC 活性が高くなることを確認した。一般的な治療用抗体では、糖鎖の不均一性からカラムクロマトグラフィーにおいて3つのピークになり、ADCC活性に幅があることが推測されるのに対して、糖鎖均一抗体では、単一ピークを与え、ADCC 活性を制御しうることを明らかにした。また、糖鎖長が長くなるとFcγRIIIaアフィニティーカラムクロマトグラフィーにおいての保持時間が長くなることも明らかにした。 古典的なLys, およびCys 連結抗体・薬物複合体は、FcγRIIIaアフィニティーカラムクロマトグラフィーにおいて複数のピークを与えるが、糖鎖連結均一型抗体・薬物複合体は一つのピークを与えた。すなわち、糖鎖連結抗体・薬物複合体は、ADCC 活性も制御できる。 抗体薬物複合体で抗体に結合させる毒性低分子化合物の代わりにα線放出核種である211At を抗体に結合させるradioimmunotherapy の検討を行った。211At を結合した抗体は、211At による水の放射能分解から生じた活性酸素種により損傷を受ける。アスコルビン酸ナトリウムを添加すると、活性酸素種を消去でき、211At 付加抗体を保護し、radioimmunotherapyを効率的に目的部位に送達できることを見出した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)
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[Journal Article] Prevention of radionuclide-induced antibody denaturation maintains active targeting and maximizes antitumor efficacy in 211At-radioimmunotherapy2023
Author(s)
Hiroki Takashima, Kazunobu Ohnuki, Shino Manabe, Yoshikatsu Koga, Ryo Tsumura, Takashiro, Anzai, Yang Wang, Xiaojie Yin, Nozomi Sato, Yudai Shigekawa, Akihiro Nambu, S. Usuda, Hiromitsu Haba, Hirofumi Fujii, Masahiro Yasunaga
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Journal Title
RIKEN Accel. Prog. Rep
Volume: -
Pages: -
Open Access
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[Presentation] Sodium ascorbate protection against radiolysis is indispensable to maintain active targeting of 211At-labeled antibody2022
Author(s)
Hiroki Takashima, Kazunobu Ohnuki, Shino Manabe, Yoshikatsu Koga, Ryo Tsumur, Takahiro Anzai1, Yang Wang, Xiaojie Yin, Nozomi Sato, Yudai Shigekawa, Akihiro Nambu, Sachiko Usuda, Hiromitsu Haba, Hirofumi Fujii, Masahiro Yasunaga
Organizer
第81回日本癌学会学術集
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