2020 Fiscal Year Annual Research Report
Basic and clinical analysis of anti-drug antibody against therapeutic antibody
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19H03389
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
米澤 淳 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (90452341)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 俊作 京都大学, 医学研究科, 助教 (50721916)
橋本 求 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (60512845)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 抗体医薬品 / 体内動態 / 個別化医療 / リアルワールドデータ |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、Meso Scale Discovery社の QuickPlex SQ120を用いて、電気化学発光法によるインフリキシマブ抗薬物抗体の測定系を確立し、カットポイントの設定した。京都大学医学部附属病院リウマチセンターKURAMAコホートとして登録されている39検体で解析を実施したところ、4例で抗薬物抗体陽性が確認された。いずれも、インフリキシマブ血中濃度は大きく低下していた。効果との相関は、抗薬物抗体よりもインフリキシマブ血中濃度の方が高いことが示された。しかし、抗薬物抗体はそれ以降の治療継続を予測するマーカーとなる可能性が示唆された。炎症性腸疾患等の患者の解析においても、抗薬物抗体陽性が確認され、翌年度以降の検討に進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験計画どおおり概ね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に同定した抗薬物抗体陽性検体を用いて、研究を進める予定である。
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Research Products
(2 results)