2020 Fiscal Year Annual Research Report
がん進展に関わるVasohibin-2の構造と機能に関する研究
Project/Area Number |
19H03494
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 靖史 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (50178779)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 康弘 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 助教 (60332277)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | Vasohibin / N末端キメラ変異体 / アデノウイルスベクター |
Outline of Annual Research Achievements |
VASH2はVASH1と高いアミノ酸相同性を有るが、N末端に存在するDisorder領域のアミノ酸構成は大きく異なっており、互いの生理機能に違いをもたらす領域と想定される。そこで昨年度までに、それぞれのN末端領域のDisorder領域であるVASH1(1- 56)とVASH2(1-45)を入れ替えたキメラ変異体(VASH2ChNとVASH1ChN)を作成したが、トランジエントの導入系では導入効率の問題があり解析が困難であったため、それぞれをアデノウイルスベクターに組み込み、細胞レベル、個体レベルので解析を可能にした。VASH2の分泌不全型変異体については、複数の変異体を作成して検討したが、期待に叶うような変異体を得ることはできなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
分泌不全型変異体を得るために複数の変異体は作成したが、結果的に期待できる様な結果が得ることができなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
N末端領域のDisorder領域であるVASH1(1- 56)とVASH2(1-45)を入れ替えたキメラ変異体をアデノウイルスベクターに組み込んだので、これを用いて細胞レベル、個体レベルので解析を進める。
|