2021 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the mechanism for auto-penetrating DNA aptamers and their application as post-antibody drugs
Project/Area Number |
19H03512
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
中馬 吉郎 新潟大学, 自然科学系, 研究教授 (40372263)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺尾 豊 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50397717)
東元 祐一郎 久留米大学, 医学部, 教授 (40352124)
阿部 貴志 新潟大学, 自然科学系, 教授 (30390628)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | DNAアプタマー / 抗がん剤 / ホスファターゼ / 核酸医薬 / 分子標的薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに我々はイオン刺激により特徴的な四重鎖を形成し,特定の標的分子に結合するDNAアプタマー(Ion-Responsive DNA Aptamer, IRDAptamer)を開発 し,このIRDAptamerが細胞膜透過能を有することを明らかにしている.2021年度はマウスを用いたIRDAptamerの生体内における抗がん活性評価の検証を実施した.まず,IRDAptamerのマウスにおける抗腫瘍活性を評価する系を構築するため,複数種の免疫不全マウスを用いてPPM1Dが過剰発現しているヒト由来乳がん細胞MCF7細胞の生着実験を実施した.3種の免疫不全マウスBALB/c-nu, SHO, NOD/SCIDに対して,1x107の細胞を乳腺近傍に移植し,streptozotocin投与によりヒト腫瘍細胞の生着条件を検討した.その結果,NOD/SCIDマウスで腫瘍の生着が見られた.実際,回収した腫瘍検体に対して抗PPM1D抗体を用いたWestern Blotting解析を実施したところ,目的バンドが検出されたことからヒト腫瘍細胞の生着を確認した.次にMCF7細胞を移植したマウスに対して,PPM1D特異的IRDAptamerを投与したところ,腫瘍サイズが減少する傾向がみられたことから,本分子による腫瘍抑制効果が示唆された.一方,本実験系ではIRDAptamer投与前の腫瘍形成能に個体差が大きいという課題が生じたが、ホルモンタブレットを投与することにより,MCF7細胞生着マウスの安定的な構築に成功した.今後,これらのマウスを用いた薬効評価の知見を蓄積することにより,IRDAptamerが細胞内を標的とする抗腫瘍薬として展開されることが期待される.
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Application of Mn2+-specific Biosensor Based on G-quadruplex DNA Aptamer.2021
Author(s)
Mizunuma, M., Kaneko, A., Watari, M., Saito, H., Banno, A., Yamagata, Y., Furukawa, K., and Chuman, Y.
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Journal Title
Peptide Sci.
Volume: 2020
Pages: 135-136
Peer Reviewed
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