2022 Fiscal Year Annual Research Report
癌転移形質に寄与する核内非翻訳RNAの探索と抗体分子架橋による次世代核酸薬の創出
Project/Area Number |
19H03517
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
崔 林 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (30717822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 賢二 大阪大学, 大学院薬学研究科, 招へい教授 (00315061)
加藤 聖子 九州大学, 医学研究院, 教授 (10253527)
松本 雅記 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60380531)
小田 義直 九州大学, 医学研究院, 教授 (70291515)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 核内非翻訳RNA |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では多種固形癌におけるSNORA23の転移憩室における意義を明らかにすることを目的としている。 我々の今までの研究によって癌種が違っても転移先に転移したがん細胞はSNORA23の発現が共通に増強されていた、また膵癌細胞では下流因子であるSYNE2の発現と関連していたが(先行論文で証明)、癌種によって関連する下流因子はそれぞれであった。結果的にSNORA23は癌の転移に関わる遺伝子であるが、それのメカニズムは異なるとの解釈に至った。 メカニズムはそれぞれであっても癌転移に関連するSNORA23の発現を抑制したら癌転移も抑制できるのではないかとの考え、SNORA23のアンチセンスオリゴを用いて動物実験における癌転移抑制効果を確認した。アンチセンスオリゴ単独では全ての癌種において抑制傾向あるいは有意な抑制効果はあったが、カチオン性脂質でアンチセンスオリゴを内包した独自の試薬では多くの癌種において有意な癌転移を抑制した。 また、カチオン性脂質を使った試薬と抗がん剤の併用療法では抗がん剤単独に比べて有意に癌転移も抑制し、原発層の有意な治療効果も確認できた。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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