2019 Fiscal Year Annual Research Report
Five-year follow-up of postoperative functional disability and evaluation of the efficacy of prehabilitaion program
Project/Area Number |
19H03754
|
Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
川口 昌彦 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60275328)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
位田 みつる 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90623497)
内藤 祐介 奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (00623498)
恵川 淳二 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00453168)
西和田 忠 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (20649165)
井上 聡己 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (50295789)
澤端 章好 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (50403184)
城戸 顕 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (70382306)
吉川 雅則 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (80271203)
桐田 忠昭 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70201465)
中瀬 裕之 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10217739)
田中 優 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (90448770)
川西 秀明 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 技師 (60835784)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 周術期管理 / 術後生活機能 / プレハビリテーション / 栄養障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
周術期コホート研究でリクルートされた55歳以上の予定手術患者に対し、術後1年及び5年の生活機能をWHODAS2.0を用いて評価する(主要評価項目)。副次評価項目 として、生活の質(SF8)、日常生活動作(TMIG index)を測定する。生活機能障害は WHODAS2.0が25以上を中等度、50以上を重度低下とし、術前から8%以上の増加を新規生活 機能の低下ありと定義する。結果、対象者6139名中4257名が登録された。術後3か月の時点で、28名死亡と91名辞退があり、3689名の評価を実施。術後1年の時点で、対象の4139名のうち116名の死亡の、51名の辞退があり、計3457名を評価した。術後1年での結果の集計を実施中の段階である。
プレハビリテーションの実施可能性と身体機能や術後生活機能への影響を検討する。対象は、65歳以上の肺癌に対して肺外科手術を受ける患者100例。主要評価項 目は、6分間歩行距離とし、術前、入院時、術後3か月に測定する。副次評価項目として、プ レハビリテーションプログラム遵守率、体組成、術後合併症、術後入院期間、生活機能(術 後1年まで)を調査する。プレハビリテーションプログラムとして、手術21日以上前に、リ ハビリテーション科医師及び理学療法士の指導での、有酸素運動、抵抗運動および呼吸療法 を実施。栄養は管理栄養士による評価とサプリメント摂取の指導を実施、医師や看護師によ る禁煙指導も実施する。実施内容はDVDを作成し、自宅でも閲覧可能とし、プレハビリテー ション手帳を作成し、患者が実施内容を記載する。すでにエントリーが開始された。対象者は10例で、6例がエントリーされ、その評価を実施中である。。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
周術期コホート研究についての術後1年のデータ取得はすでに終了し、そのデータ収集および評価を実施しているため、計画どうりに進行している。
呼吸器外科手術におけるプレハビリテーションの前向き研究については、すでにエントリーを開始していたが、新型コロナ感染症の拡大を受け、エントリーを中断中である。安全な実施が確認できた段階でエントリーを再開する予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
周術期コホート研究については、術後1年目までのデータの収集を終了し、そのデータ整理の段階に入っている。引き続き、5年後のアウトカムについてフォローしていく予定である。 呼吸器外科のプレハビリテーション研究については、エントリーの再開後に継続して実施していく。中断前は、実施についての問題は見られなかったため、研究の遂行は問題なく可能であると考える
|