2020 Fiscal Year Annual Research Report
iPS細胞とH2ガスを利用した網羅的アプローチよる急性腎障害への新規治療法の開発
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19H03763
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
本間 康一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10383762)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90528192)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 急性腎障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
モデル動物より臓器を摘出し、以下の手順でメタボローム解析を行なった。 1, 臓器を凍結乾燥し、ジルコニアビーズを加え、チューブごと液体窒素で凍結した. 2,ボールミルを用いて20 Hz, 5 minで臓器を粉砕した. 3,2.0 mLエッペンドルフチューブに乾燥重量15 mg (0.00まで計測)以上の臓器粉末を入れた. 4, Mix Solvent (MeOH: H2O: CHCl3 =5: 2: 2)を臓器濃度が15 mg/mLとなるように添加した. 5, 20 secボルテックス後、16,000 rpm, 3 minで遠心した. 6, 新しい1.5 mLエッペンドルフチューブに上清900 μLを加え、その後、MilliQ (未滅菌)を400 μL添加した. 7, 16,000 rpm, 3 minで遠心し、新しい 1.5 mLエッペンドルフチューブに水層を800 μL, クロロホルム層を100 μL取得した. 8, 遠心エバポレータで有機溶媒を留去した. 9, 有機溶媒留去後、-80℃で凍結し、凍結乾燥を行った. 10, 凍結乾燥サンプルに40 mg/mL Methoxyamine hydrochloride pyridine溶液 10 μL, 0.75 mg/mL d27-Myristic acid n-hexane溶液10 μLを添加した. 11, 加温振盪機で30℃, 1,200 rpm, 90 minで振盪した. 12, N-Methyl-N-trimethylsilul-trifluoroacetamide (MSTFA)+ 1% TMCSを90 μL添加し、37℃, 1,200 rpm, 30 minで振盪した. 13, 16,000 rpmで遠心し、上清を分析サンプルとした. その結果、水層、クロロホルム層の双方において、複数種類の代謝物で有意差を認めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症による医療対応のため中断があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
薬物スクリーニングの研究を速やかに開始する。
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