2021 Fiscal Year Annual Research Report
口腔粘膜悪性黒色腫の重粒子線治療を中心とした集学的治療法の開発
Project/Area Number |
19H03826
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
藤井 万紀子 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (70406031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小藤 昌志 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 部長(定常) (10375066)
今井 高志 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, QST病院, 室長(任常) (50183009)
柿本 直也 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (50324794)
峯 裕一 広島大学, 医系科学研究科(歯), 講師 (60605989)
小池 学 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 上席研究員(定常) (70280740)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 重粒子線 / 頭頚部悪性黒色腫 / miRNA / 予後予測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、頭頸部における難治性希少癌である粘膜悪性黒色腫のゲノム異常の解析を基に、現在行われている重粒子線治療、免疫療法に加えた新規分子標的薬の対象となり得る分子の探索を行い、既存の治療法を統合させた集学的治療の成績向上を目指すために開始した。国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構との共同研究により、QST病院を受診した無治療の悪性粘膜黒色腫の患者血液サンプル各患者の発生部位、TNM、組織型、ステージについて情報が得られている。分類された患者の重粒子線照射の前治療、重粒子線治療の条件(線量、分割、照射門数、照射の標的体積など)との突合せを行い、予後予測につなげる計画であった。広島大学医系科学研究科にて検討を行うため、量子科学技術研究開発機構側とは「メディカルデータバンク(MDB)から提供した検体の臨床情報データ提供に関する指針」に従い、広島大学側および量子科学技術研究開発機構それぞれでの倫理申請を行い、オプトアウト期間を得て、実験を開始した。miRNA抽出を行ったが、次世代シークエンスを行うためのライブラリー作製が上手くいかず、いくつか方法を試したが、この時点で実験を断念せざるを得ない状況となった。 粘膜悪性黒色腫細胞株の樹立に関しては、現在のところ2検体で、D-MEM培地での増殖を認めることができている。継続培養しながら繊維芽細胞の混入がないことを確認していく。 また、RIKEN BRCから供与された粘膜悪性黒色腫細胞株を使用して、PDGF阻害剤による細胞増殖抑制作用を検討を行った。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)