2021 Fiscal Year Annual Research Report
保健医療介護縦断データベース構築とケア継続性の長期的影響評価への応用
Project/Area Number |
19H03879
|
Research Institution | Fukuoka Institute of Health and Environmental Sciences |
Principal Investigator |
西 巧 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 主任技師 (20760739)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 俊樹 福岡大学, 医学部, 講師 (50555555)
馬場園 明 九州大学, 医学研究院, 教授 (90228685)
今任 拓也 福岡大学, 薬学部, 講師 (20368989)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | ケアの継続性 / 国保データベース / 医療レセプトデータ / 介護レセプトデータ / 特定健康診査 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、外来において認知症及びうつ病、不安・不眠症のいずれかを治療中である者を対象とした解析をケアの継続性に関する指標の測定と測定精度の検証、医療・介護費に与える影響の評価を行う予定であった。 しかしながら、2019年度に作成した名寄せ処理のプログラムにおいて、有効期間が最新のレコード以外を集計すると、一部の後期高齢者医療制度移行者に、国保資格が継続していると推察されるものがいたため、被保険者台帳登録項目を精査し、連結制度の精緻化を行った。 その結果、名寄せが失敗し、国保・後期にまたがって資格を有している状態の者は、後期高齢者制度に移行後も擬制世帯主等として国保資格を有している者であった。これらの者は月報外以外の国保資格喪失事由が記録されていないため、これらのレコードの資格喪失事由を年齢到達または障害認定に振り替えることで、名寄せ処理の精度を向上させた。 さらに、新型コロナウイルス感染症の流行により、研究対象者の受療行動が大きく変化している可能性について引き続き検討する必要があると考えられた。そこで、本年度は、2019年1-9月診療分と2020年1-9月診療分の福岡県内市町村国保・後期高齢者レセプトデータを用いて、入院・外来別最資源傷病名のICD10中分類、輸血を除く手術にかかる診療行為の区分番号、医薬品の薬効細分類別に月単位のレセプト件数を集計し、緊急事態宣言が発令された第14週(4/5-11)、解除された第19週(5/10-16)を変曲点とした分割時系列デザイン(ITSA)を用いて受診件数の変化について検討した。ITSAの結果、改元に伴う大型連休の影響があった2019年に比べても、入院外では、ベンゾジアゼピン系製剤で14-19週に有意な減少が見られた。
|
Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|