2021 Fiscal Year Annual Research Report
Mechanisms underlying the anti-aging effect of calorie restriction: Roles for FoxO transcription factors in macrophages
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19H04033
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
下川 功 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (70187475)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 老化 / カロリー制限 / FoxO転写因子 / 炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)骨髄球系細胞特異的Foxo1、Foxo3遺伝子欠失(Foxo1 cKO, Foxo3 cKO)マウスの作製と寿命集団の解析:2020年度までに確立したコンディショナルマウスFoxo1 cKO、 Foxo3 cKOの寿命集団が老齢期に達し、寿命データ、病理学的所見を収集している。現時点では、統計解析に必要なデータ数に達していない。 2)Inflammasomeの活性化:マウスの腹腔内マクロファージを常法に従って採取し、培養系に移した。Lipopolysaccharide (LPS)でプライミングし、ATPでinflammasomeを活性化し、マクロファージの抽出物におけるpro-interleukin (IL)-1beta, pro-caspase-1および培養上澄における活性化型IL-1b、caspase-1を定量することによって、プライミングの効率とinflammasomeの活性化を評価するアッセイ系を確立した。このアッセイ系を用いて、Foxo1 cKOマクロファージでは、inflammasomeの活性化が減弱すること、カロリー制限(CR)マウスから採取したマクロファージでもinflammasomeの活性化が自由摂食マウス(AL)マクロファージに比べ、減弱することを明らかにした。LPS投与による炎症ストレスに対しても、Foxo1 cKOマウスはCRマウスと同じように耐性が増強していいた。加齢したマウス由来のFoxo3 cKOマクロファージでは、AL群、CR群とも、野生型と比べ有意な差はなかった。 3) 視床下部内側基底部におけるマイクログリアの活性化:寿命制御に関連すると報告されたマイクログリアのinflammasome関連遺伝子の解析を開始した。 今後は、CR飼育下におけるFoxO1、FoxO3の役割をさらに解析し、CRの炎症抑制メカニズムの解明を目指す。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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