2021 Fiscal Year Annual Research Report
Demonstrative research on LPWA and DTN-based secure emergency data dissemination
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19H04092
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
石原 進 静岡大学, 工学部, 教授 (10313925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高井 峰生 大阪大学, 情報科学研究科, 招へい准教授 (90277773)
劉 志 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90750240)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 異種無線混合DTN / 災害避難支援 / マルチエージェントシミュレーション / VHF-Hight帯 / 無線LAN / すれ違い通信 |
Outline of Annual Research Achievements |
津波等の災害発生時に避難路の分断が生じた場合において、IEEE802.11無線LANとLoRAを想定した数kmの低速無線リンクを組み合わせた異種無線混合DTNによる避難支援情報の配信とそれに伴う避難者の動きをシミュレートするマルチエージェントモデルを、無線ネットワークシミュレータScenargie上に構築し、浜名湖近辺での津波発生時を想定した詳細なシミュレーションを実施した。この結果、DTNによる避難路の不通や避難所の占有状況の共有により早期の避難完了が可能となること、避難者のもつ短距離・高速の無線LAN端末に加え、低速無線リンクをもつ固定中継点を適切に配置すると、逃げ遅れた被災者がいる場合でも早期の避難完了が可能になることを確かめた。 自動車によるDTNのデータ転送性能を推定する方法について検討した。RTK-GNSS、無線LAN、LoRA端末等を組み合わせた測定装置、詳細ログ情報の収集、分析のためのソフトウエア環境を構築し、様々な条件ですれ違う自動車間の2.4GHz帯IEEE802.11n無線LANでのバルクデータ転送性能を実環境で測定・分析した。これにより、すれ違い時のRSSIの測定値をもとに、データ転送総量を推定できる見通しを得た。 IEEE802.11無線LANよりも長い通信距離をカバーする自営無線通信網のための通信リンクとして、VHF-High帯(207.5-222 MHz)の利用を検討した。2値FSKを用いた簡易的な通信システムを実装し、フィールド実験を実施した。この結果、デジタル簡易無線(DCR)と同等の送信出力、アンテナ利得を利用することで、DCRと同等の通信エリアで数倍から数十倍の通信速度が得られる見通しを得た。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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