2019 Fiscal Year Annual Research Report
Optimization based on discrete structure representations
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19H04174
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
畑埜 晃平 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (60404026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧本 英二 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (50236395)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 最適化 / 機械学習 / オンライン予測 / 離散構造 / データ圧縮 |
Outline of Annual Research Achievements |
順序制約付きのジョブスケジューリング問題を扱った.この問題はNP困難であり,多項式時間2-近似アルゴリズムの研究が多く知られている.一方で,厳密最適解を求める非自明な手法は,当チームの先行研究が挙げられる.この手法は(i)解集合を簡潔表現π-MDDで表現したうえで,(ii)最適化問題をπ-MDD上の最短経路問題に帰着する,という最適化の枠組みを与えた.順列間の同値関係をうまく利用することにより,先行研究の弱点であった, 疎な順序制約に対してπ-MDDサイズが指数的に増大するという弱点を克服した.提案手法は商用IPソルバー Gurobiに対して10倍以上の高速化を達成した.また,提案手法の利点は,解集合を表現するπ-MDD一旦構成してしまえば,目的関数が変化しても,MDDをそのまま流用できる事である.したがって,オンライン最適化の枠組みにも適している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
大規模データに対する既存の圧縮手法が動作しないため,代替的な手法を検討している.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は大規模データに対する圧縮手法を検討するとともに,最適化手法の効率化をはかる.
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Research Products
(2 results)