2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Creative Evolution of the Welfare Regime under the Ever Changing Industrial Structures and Harsh Economic Conditions: A Case Study on Finland
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19H04368
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
藪長 千乃 東洋大学, 国際学部, 教授 (10364845)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳丸 宜穂 関西大学, 政策創造学部, 教授 (00387656)
柴山 由理子 東海大学, 文化社会学部, 講師 (40824868)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 福祉国家 / フィンランド / イノベーション / 進化 / 福祉改革 / 普遍主義 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2022年度を最終年度としていたが、新型コロナウィルス感染症の拡大及びウクライナ侵攻の影響を受けて現地調査が不可能であった時期について研究費の繰越をしたため、2023年度においても継続して実施した。 2023年度は、8月にフィンランド・ヘルシンキにて研究代表者、分担者、協力者による最後となる合同現地調査を実施した。調査では、これまでに調べた内容から得た分析結果について妥当であるか、漏れがないかなどを確認するために、雇用産業省、Business Finland、Sitra、EnterEspoo、Demos Helsinkiなどの政府関係機関、シンクタンク等を訪問してこれまで研究代表者・分担者が本研究から得た知見について意見交換を行った。さらに、研究成果の出版に向けた最終打ち合わせを行った。これらを通して、またその後の研究代表者と分担者による研究会を経て、本研究のテーマである産業上のイノベーションを生み出す土壌としての福祉国家に関するフィンランド固有の特徴について確認することができた。さらに、創造的進化と考えることができる事例を整理することができた。 日本においては定期的に研究会を実施し、研究成果を共有した。さらに、研究代表者、分担者はそれぞれ比較政治学会、ヨーロッパ社会政策ネットワークなど、国内外の学会で研究成果の発表にも努めた。 これらを踏まえ、2023年秋以降は、各自で研究成果の執筆をすすめた。研究成果の発表は2024年中を目指している。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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