2022 Fiscal Year Annual Research Report
The Female Body in Post-colonies: "Female Genital Mutilation" in Southeast Asia and Africa
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19H04390
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
井口 由布 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (80412815)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮地 歌織 佐賀大学, 芸術地域デザイン学部, 客員研究員 (40547999)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 女性器切除 / ジェンダー / セクシュアリティ / 女性の身体 / 東南アジア / アフリカ / ポスト植民地 / FGM/C |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、女性器切除(FGM/C)の現状と人々の意識を調査することを通して、FGM/Cをポスト植民地における女性の身体とセクシュアリティの支配に関する問題として再考するものである。本研究はこの目的をFGM/C研究ではマイナー地域である東南アジアと、FGM/C研究をリードしてきたアフリカ地域との比較によって行う。 2022年度は本研究課題の最終年にあたるため、当初、研究成果の発表を行い、将来へ向けての発展的な研究ネットワーク形成をする予定であった。しかしながら、新型コロナ感染症によるパンデミックや調査地における災害等により研究全体の進行が遅延したため、23年度に繰越をした。23年度においては、この当初の目的をほぼ達成することができた。 12月には所属大学で開催される国際学会において、研究分担者、海外共同研究者2名とともに本研究に関するパネル報告(The Politics of the Female Body)を行なった。 2月には、海外共同研究者であるRCSI&UCD Malaysia Campusのラシド教授とUSMのアフィカ氏を日本に招聘し、二つのワークショップを開催し、メンバーによる口頭発表を行なった。一つ目はシドニー工科大学と佐賀大学共催の国際ワークショップ(Ways forward towards the Abandonment of FGM/C)である。二つ目は、東京外国語大学海外事情研究所との共同開催によるワークショップ「ポスト植民地における女性の身体:東南アジアの女性器切除から考える」である。 これ以外にインドネシアのイスラム・フェミニズムの代表者らとも会合をもち、インドネシアにおける女性器切除問題とイスラム組織との関わりについて意見交換をした。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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