2021 Fiscal Year Annual Research Report
地方大学における総合的な地域資料の展示公開モデルの構築
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19H04410
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
五十嵐 太郎 東北大学, 工学研究科, 教授 (40350988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 光平 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 准教授 (60725274)
市川 紘司 東北大学, 工学研究科, 助教 (60757855)
加藤 諭 東北大学, 学術資源研究公開センター, 准教授 (90626300)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 建築学 / 大学博物館 / 展示デザイン / キュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年4月から12月までに14回、講師によるレクチャーを実施し(オンライン、もしくは対面)、その後、1時間程度の議論を行った。保存修復の専門家、展示デザインを得意とする建築家、美術館のキュレーター、インテリア・デザイン史家、百貨店の研究者、リサーチ型のアーティスト、ツアー型の作品を手がける演出家、博物館の館長など、多岐にわたり、様々な角度から現代における展示の可能性を分析した。 2021年度は7回の国内調査旅行を実施した。本来は海外も調査する予定だったが、コロナ禍の状況が続いたため、すべて国内の博物館、美術館、大学などをめぐり、現地にて学芸員や研究者と意見交換を行った。具体的には、東京、青森(青森県立美術館、国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館など)、山形(山形県立博物館やムカサリ絵馬がある寺社など)、群馬(天一美術館、前橋文学館、アーツ前橋、中之条ビエンナーレなど)、静岡(静岡文化芸術大学、浜松市博物館など)、岡山・山口(奈義町現代美術館、秋吉台国際芸術村、山口情報文化センターなど)である。 また齋藤報恩会文書の資料を調査し、大正12年から昭和18年まで、1810件の催事データを年表としてまとめた。 2021年からは東北芸術工科大学の教員と議論を繰り返し、山形の地域資産を再発見するリサーチ・プロジェクトを立ち上げ、山形ビエンナーレ2022に参加した。ここで会場デザイン、展示のための什器のデザインと制作、アーティストの制作支援を担当したほか、会場そのものを重要な地域資産とみなし、その歴史的な経緯を調査した「文翔館の時間と空間をひもとく」という展示を行った。また2022年12月は、特殊な展示デザインを行う建築家を二組招いて、東北大学のトンチク・ギャラリーにおいて展覧会を企画した。 最終的に全体のまとめとなる報告書(全188ページ)を作成し、200部を印刷した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)