2022 Fiscal Year Annual Research Report
Can the biomimetic assistive device reduce the undesired stress on skin?
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19H04503
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
菊池 武士 大分大学, 理工学部, 教授 (10372137)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福永 道彦 大分大学, 理工学部, 准教授 (90581710)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 生体支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,真に人間親和性の高い生体支援機器を実現するために,① 人の運動軸と機器・器具の運動軸との「ズレ」が身体に与える負担の定量評価法の確立,②「ズレ」による負担を最小化し,補助効果を最大化する機器の設計手法の確立を目指す.まず①を達成するために,せん断力検出シートを用いる.本シートは,凹凸シート,着色シート,記録シートの3部材から構成され,シート間の相対運動によって転写される記録痕から,人間―機械間のせん断(ずり)方向の負担を推定する.これにより,既往研究で容易ではなかった,「靴ずれ」のようなせん断方向の負担を定量化できる.次に②を達成するために,生体膝模擬関節によるパワーアシスト機構,および非線形柔軟関節による足関節アシストを発展・応用する.2022年度においては,2020年度に開発した膝関節アシスト,2021年度足関節アシストの評価と改良を行った.膝関節アシストに関しては,個人に適合した関節機構を簡易に設計,調整するための簡易回転中心計測法を開発し,健常者5名を対象としてその有効性を示した.足関節アシストについては,新たに不整地歩行への適用を検討した.不整地としては日常生活でも経験しうる片流れ斜面歩行を選択し,傾斜角による下腿の運動計測を行っている.その結果,10度程度の片流れ斜面歩行で左右の膝,足関節運動の差が確認され,歩行補助具の開発,制御において,矢状面だけでなく前額面内の回転運動の考慮が必要と分かった.これらの新たな知見について,継続研究を計画している.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)