2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Polar-Plane-Free Faceted InGaN-LEDs toward Tailor-Made White LEDs
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19J11599
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松田 祥伸 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Keywords | 窒化物半導体 / 多色発光LED / 有機金属気相成長法 / 三次元構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,極性面フリーな縦型三次元LEDの結晶成長からデバイス特性評価までを包括的に研究し,物理限界の効率で任意の混合色を合成できるオール半導体LED実現への指針を得ることが目的である.当該年度において,極性面フリーな三次元LEDの作製条件の確立と,その基本的なデバイス特性を評価することを目指した. 始めに,LED構造の結晶成長条件について,p型層のドーピング条件の最適化を行った.初期検討において,本研究で用いる(-1-12-2)半極性面には,従来のc面基板上のp型ドーピング条件を適用出来ないことが明らかになったためである.(-1-12-2)平坦膜LED構造をベースに,Mgドーパントの流量および成長圧力を適切に制御することにより,ドーピング条件を確立した.また,この条件を三次元LED構造に適用し,ファセット面上でのpn接合の形成を確認した.また,電極形成プロセスについて,従来の平坦膜と同様のプロセス条件を適用したところ,三次元構造特有の電極分離の問題が確認されたため,最適化によって電極分離が回避できるプロセス条件を確立した. 以上の検討の後,極性面フリーな縦型三次元LEDを作製し,デバイス特性を室温下で評価した.結果として,各ファセット面の異なる発光色に起因した多色発光特性が,電流注入条件で確認された.また,通常の(-1-12-2)平坦膜LEDに特性は劣るものの,良好な整流性も確認された.よって,LED動作に十分なドーピング条件を確立出来た.また,追加の検討として,異なる三次元形状の混合による発光スペクトル制御を試みた結果,所望の発光スペクトル変調が確認され,極性面フリーな三次元LEDにおける発光スペクトル制御性が実証された.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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