2020 Fiscal Year Annual Research Report
外国旅行者のための案内情報の提供と利用に関する都市間比較
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19J12163
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
BETTAIEB BOCHRA 東京都立大学, 大学院都市環境科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Keywords | 観光行動 / 機械学習 / ソーシャルメディア / 地理情報システム / ナビゲーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,外国人旅行者向け案内情報の実態を明らかにし,その問題点と対策について検討することを目的として,次の3点に焦点を当てる予定であった.(1)東京都内の自治体ごとに案内情報の整備計画や実態を調査し,自治体間連携の可能性を検討する.(2)都市間比較を行うために,京都市を対象にして案内情報の実態と利用状況を調査し,観光名所の配置や公共交通機関の特徴をふまえて東京との比較を行う.(3)国や地域による外国人旅行者の案内情報利用の違いについて,ソーシャルメディアのデータやアンケート調査を用いて比較する. しかし,コロナ禍で外国人旅行者が急減し,フィールドワークも困難になったため,計画の一部については断念せざるをえなかった.その代わりに,(3)に重点をおきながら,ソーシャルメディアから収集したビッグデータの解析に重点をおく研究に方針転換した.具体的には,位置情報付き投稿写真が取得できる写真共有サイトFlickrから東京の主要観光地で外国人が撮影した位置情報付き写真を収集し,国籍ごとの関心領域の分布傾向についてGISを用いた空間分析を行った.また,機械学習を応用した画像解析を用いて写真の分類を行い,国籍と訪問地によって写真のカテゴリーがどのように異なるかを明らかにした.さらに,2014年と2018年について同様のデータをFlickrから収集し,外国人旅行者の関心領域の年次変化とその背景を分析した. 得られた成果は,国際地理学会(IGU2021),国際地図学会議(ICC2021),地球惑星科学連合大会など内外の学会で発表した.2020年度までの成果は,Springerから出版される論文集の一部に収録されることになっており,2021年度に新たに行った研究の成果は学会誌に投稿する準備を進めている.
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)