2019 Fiscal Year Annual Research Report
複数解の変化を内在する動的環境における群知能アルゴリズム
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19J13828
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
高野 諒 電気通信大学, 情報理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Keywords | 進化計算 / 群知能 / 動的最適化問題 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,様々な環境変化に対して追従可能な探索方法を確立するために,(1)解の空間・時間的変化への対応と,(2)環境変動への対応,(3)機能障害への対応と,これら3つの対応を統合した複合型動的環境における群知能アルゴリズムの構築と有効性の検証を目的とし,動的環境に対し最適な探索戦略(現在の最適解と未来の最適解候補の適切な探索バランス方法など)を提示する群知能アルゴリズムの設計論への展開を目指す. その目的達成に向けて2019年度では,(1)解の空間・時間的変化への対応と(2)環境変動への対応を行った.この成果として,(1)に関しては,変化を課題となる要素ごとに整理し,それらの要素に対応する追従メカニズムをそれぞれ考案することに成功した.(2)に関しては,変化の要素が複合した問題においても,提案した追従メカニズムを組み合わせることによって追従可能となることを明らかにし,変化が連続的な問題全般に対する追従性の獲得に成功した.また,提案したメカニズムは単一のアルゴリズムのみならず複数の群知能アルゴリズムに組み込み可能であることを明らかにし,動的環境のための群知能アルゴリズムの設計論への展開に向けて知見を得た. 学会活動としては,学会誌1件(SICE Journal of Control, Measurement, and System Integration)への投稿,国際学会1件(The 3rd International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics)にて口頭発表,国内学会1件(進化計算学会 進化計算シンポジウム2019)にてポスター発表をそれぞれ行い,研究成果を発表している.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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