2019 Fiscal Year Annual Research Report
重機の遠隔操作高効率化に向けた認知心理学の知見に基づく映像提示手法の構築
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19J14129
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
佐藤 隆哉 早稲田大学, 理工学術院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Keywords | 外部カメラの最適・好適配置 / AR / Cognitive Tunneling |
Outline of Annual Research Achievements |
①実機を用いた手先作業時における熟練者の外部カメラ最適・好適配置導出,②ARを用いたプランニングリマインダの開発,②特定の映像のみに着目し他の映像を無視してしまう現象であるCognitive Tunneling(CT)を低減可能な視覚提示手法の構築を行った. ①では,掘削時のパン角の最適・好適配置は,90°(60-90°),チルト角は45°(45-90°),配置時におけるパン角の最適・好適配置は,45°(45-135°),チルト角は90°(60-90°)となった.この成果を用いた現場適応として,例えば掘削時において障害物が無いような場合であれば,最適な位置にカメラを設置し,障害物があるような場合であれば,好適配置にカメラを設置することができる. ②では,(1)連続的な作業状態の変化に対応可能,かつ(2)低認知負荷なリマインドが可能なプランニングリマインダを開発した.(1)を実現するため,作業状態により必要な情報が異なることから,その情報をARで表示した.(2)を実現するため,ヒトの認知可能な時間には限界があり,また高認知負荷では記憶が困難であることから,操作者が記憶可能な時間内かつ低認知負荷である時にARを提示した.実験の結果,提案手法の有用性が示唆された. ③では,CTの発生原因は,大きく(1)映像間の視線遷移の容易さを表す Visual Momentum(VM)が低いこと,(2)視覚的顕著性を表す Visual Saliency(VS)の高い映像のみに着目してしまうこと,の2つに大別できるため,それぞれに対応した.(1) VMは映像間で同じ物体を提示することで向上可能であることから,各映像内に作業状態に応じて有用な物体を提示した.(2)有効視野内の振動物体には注意を向けやすいことから,外部カメラ映像を有効視野内に振動提示した.実験の結果,提案手法の有用性が示唆された.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Research Products
(6 results)