2019 Fiscal Year Annual Research Report
Ultrastructural analysis of an eight-genomic segment complex within an influenza virion
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19J14928
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
宮本 翔 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 特別研究員(PD)
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| Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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| Keywords | RNP / インフルエンザウイルス / RNA間相互作用 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
インフルエンザウイルスは8種類に分節化したゲノムRNA (vRNA)をもつ。各ゲノムRNAは核タンパク質とRNAポリメラーゼ複合体と共にらせん状のRNPを形成しており、8本のRNPは一つの子孫ウイルス粒子に特徴的な配置で取り込まれる。しかし、この8分節の複合体がRNP上のどこで、どの分節とどの分節がRNA間相互作用することで形成されるのかは明らかにされていない。そこで本研究ではウイルス粒子内のRNA間相互作用を架橋した8分節複合体を分離し、高速原子間力顕微鏡を用いた構造学的視点と次世代シークエンサーを用いたRNA配列の視点から8分節複合体の形成機構を明らかにすることを目的としている。
現在までに複数のRNPが結合したゲノム分節複合体を高速原子間力顕微鏡で観察することに成功している。このゲノム分節複合体がRNPのどの部分で結合しているかを明らかにするため、ポリメラーゼ末端側を標識し可視化する準備を進めている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年度はゲノム分節複合体の精製と原子間力顕微鏡観察方法の確立に向けて本研究を実施した。これまでにRNPの2分節から4分節の複合体を分離し、原子間力顕微鏡で可視化することに成功した。RNP間相互作用を保持した複合体の分離や観察例は全く報告がないため、十分な研究成果が期待される。
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| Strategy for Future Research Activity |
ウイルス粒子内のRNA間相互作用を架橋することで複数のRNPが結合したゲノム分節複合体を原子間力顕微鏡で観察することに成功している。このゲノム分節複合体がRNPのどの部分で結合しているかを明らかにするため、ポリメラーゼ末端側を標識し可視化する準備を進めている。加えて、ゲノム分節複合体は得られているものの完全な8分節複合体を頻度よく観察することができていないため、RNP精製条件の再検討を進めている。
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[Presentation] Relevance of degradative organelles in Mammarenavirus-infected cells to persistent infection2019
Author(s)
Junichi Kajikawa, Ai Hirabayashi, Sho Miyamoto, Yuki Takamatsu, Shangfan Hu, Kazuya Houri, Shuzo Urata, Jiro Yasuda, Thomas Strecker, Masahiro Nakano, Yukiko Muramoto, Takeshi Noda.
Organizer
The 67th Annual Meeting of the Japanese Society for Virology
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