2021 Fiscal Year Annual Research Report
Neural substrates of a loneliness-like state in rats
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19J20173
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
豊島 理公 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Keywords | Social Motivation / Rats |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,孤独感に関与する行動学的特徴を調べるため,これまで行ってきた成体ラットの短期的な隔離飼育を孤独感のモデルとして,隔離処置されたラットの動機づけ行動や不安様行動を評価した。これまでの研究結果と一致して,隔離処置をされていないラットと比べて隔離処置をされたラットは,他個体に対する接近行動が有意に増加した。また,接近行動の増加は単に他個体の存在下だけではなく,以前に他個体が存在した円筒に対しても確認された。これらのことから,短期的隔離によって社会的動機づけが増加し,たとえその場に他個体がいなくても接触を求めることが示唆された。さらに,高架式十字迷路課題を用いて不安様行動を評価したところ,隔離処置ラットと集団飼育ラットの間に不安レベルの違いはみられなかった。しかしながら,他個体に対する接近行動の時間と不安レベルとの相関を分析した結果,隔離処置群において接近行動の時間と不安レベルの間に強い正の相関がみられ,隔離飼育によって不安が高い個体ほど他個体により長く接近することが示された。一方で,集団飼育群では有意な相関はみられなかった。また,隔離処置群において隔離処置を受ける前の接近行動の時間と不安レベルとの間にも有意な相関はみられなかった。これらの結果から,隔離飼育による社会的動機づけの高まりは不安の程度と関連することが示唆された。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)