2020 Fiscal Year Annual Research Report
U.S. Offshore Balancing in the Gulf region, 1969-1979
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19J20793
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
篠本 創 京都大学, 法学研究科, 特別研究員(DC1)
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| Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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| Keywords | 安全保障 / 米国 / 湾岸地域 / 戦略 / 外交 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度（2020年4月―2021年3月）の研究実施状況は以下（1―4）の通りである。
1. 博士論文の一部となる予定の内容をまとめ、『法学論叢』に投稿した（連載三回分）。同論文については、既に校正作業は終了しており、2021年度内に出版予定である。また投稿に際して、理論的枠組を修正した。
2. 博士論文の後半部分（米国の湾岸地域に対する政策，1974―1979年）の内容に関連した先行研究を概ね全て読み、内在する問題点を把握した。
3. 博士論文の後半部分（米国の湾岸地域に対する政策，1974―1979年）の内容に関連した史料を収集し、収集した分については概ね全てに目を通した。具体的には、（1）Office of Historian, The Foreign Relations of the United States、（2）Center for the Publication of the U.S. Espionage Den's Documents, Documents from the U.S. Espionage Den、（3）Digital National Security Archive, Iran, The Making of U.S. Policy, 1977-1980、（4）Conflict Records Research Center, Saddam Hussein Regime Collection、（5）Foundation of Iranian Studies, Oral History of Iran Collection、（6）Association for Diplomatic Studies and Training, Foreign Affairs Oral History Collectionなどを検討した。
4. 本プロジェクト／博士論文の構想から派生した研究内容について、日本政治学会研究大会と日本国際政治学会研究大会において報告し、またその内容を論文としてまとめた上で投稿を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和2年度（2020年4月―2021年3月）は、コロナ禍という状況のため、当初予定していたようにカーター大統領図書館を訪問して史料収集を行うことはできなかった。しかしながら、収集対象としていた史料のうち相当数がweb上で公開されていたこともあり、概ね予定していた程度の史料の収集・分析を実施することができた。また、これまで分析を行っていなかった範囲（米国の湾岸地域に対する政策，1974―1979年）に関連した先行研究を概ね全て読み、内在する問題点を把握することもできており、これも概ね予定通りである。更に、これまでの研究内容や本プロジェクトから派生した分析について複数の論文としてまとめ投稿することができた。以上のような点に基づき、プロジェクト全体としては概ね順調に進展していると評価する。
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| Strategy for Future Research Activity |
最終年度となる令和3年度（2021年4月―2022年3月）においては、既に収集済みの史料の分析を行った上で、そうした分析内容を博士論文としてまとめる予定である。また既に投稿済みであるが採択が決定していない投稿論文については、博士論文の執筆と同時進行的に修正・再投稿を進める。
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