2020 Fiscal Year Annual Research Report
Neural mechanisms underlying the central execution system for working memory in the primates
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19J21332
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
澤頭 亮 北海道大学, 医学院, 特別研究員(DC1)
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| Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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| Keywords | 前頭連合野 / ワーキングメモリ / 中央実行系 / 非ヒト霊長類 / 神経科学 / 神経生理学 / スレーブシステム / 採餌行動 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
霊長類モデルを用いた作業記憶を更新する神経メカニズムの解明」を研究課題として掲げ、複数の研究を同時並行で進めている。前年度においては、行動薬理実験（特別研究員申請書記載：研究３）が、神経科学の専門誌であるeNeuro 誌に採択された。引き続き、種々の向精神薬を適用して実験を進めていく。
一方、2-back課題を用いた空間的作業記憶の更新に関わる神経活動の評価と操作（特別研究員申請書記載：研究１）に関しては、これまで２頭の個体から記録を行い、着実にニューロンデータを蓄積している。現在までに、作業記憶のスレーブシステム（特別研究員申請書「研究の背景と問題点」に記載）を表象する神経活動と中央実行系を表象する神経活動をそれぞれ記録しており、学会発表も行った。また、さらにデータ数を増やすべく、前年度後半からは新規個体のトレーニングを開始し、令和３年度前半からの記録実験を開始する予定である。
視覚探索課題における眼球運動特性のtACSによる操作に関しては、実験刺激装置のセットアップと、実験動物のトレーニングは概ね完了しており、本年度からデータを取得する予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2-back課題を用いた空間的作業記憶の更新に関わる神経活動の評価と操作（研究実施計画記載の①）の進捗が芳しくない。中央実行系に関連した活動を示すニューロンを発見しているが、Nが十分でない。次年度は、新規個体からの記録を開始するとともに、多チャンネルデータ取得システムを用いることでデータ数を増やすことを予定している。
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| Strategy for Future Research Activity |
空間的作業記憶の更新に関わる神経活動の評価と操作（研究実施計画記載の①）に注力して研究を進める。中央実行系に関連した活動を示すニューロンを発見しているが、Nが十分でないため、次年度は、新規個体からの記録を開始するとともに、多チャンネルデータ取得システムを用いることでデータ数を増やすことを予定している。また、積極的に学会発表を行い、フィードバックを得て、データの解釈に関しても洗練されたものにしていく。
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